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コラム 記者ワープロ

表現世界、個性競う ギャラリー亀の子館

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デザイン分野で学んだ7人の歩みと今を示す作品30点が展示された「心林-YESNODM展 ミニ巡回展」

デザイン分野で学んだ7人の歩みと今を示す作品30点が展示された「心林-YESNODM展 ミニ巡回展」

美大OBら7人が作品展

 ギャラリー亀の子館特別展「心林-YESNODM展 ミニ巡回展」は、奥州市江刺区中町の同館で開かれている。同区出身のデザイナー及川利春さん(68)=盛岡市=ら、大学時代の同級生や交友のあった7人が出展。絵画や書、デザインなどクリエーターとして歩みを重ねて到達した表現世界の競演が来館者を感心させている。25日まで。

 出展者は及川さんのほか、山本幸司さん(埼玉県)、海老沢小百合さん(東京都)、杉山栄一さん(千葉県)、中島康成さん(埼玉県)、堂端文雄さん(千葉県)、村松一徳さん(故人)。

 堂端さんを除く6人は武蔵野美術大商業デザイン学科(現視覚伝達デザイン学科)の同級生。当時玉川大に在学していた堂端さんは、他の6人とも交流があった。卒業後は商業品や書籍・マスメディア関連などのデザイン分野でそれぞれ活躍。村松さんが1998年に49歳で急逝したが、今も第一線で活動を続ける一方、イラストなど新たな分野を歩むメンバーもいる。

 全員が還暦を過ぎたことを契機に作品展開催の機運が盛り上がり、村松さんの妻眞理さん(東京都)の協力も得て今年2月28日~3月5日、東京で7人の頭文字のアルファベットを並べた同名の展示を実施。今回は地元の及川さんが中心となり、全員が会場に足を運んだ縁のある亀の子館でミニ巡回展を企画した。

 東京での展示品の一部をデジタルデータ化して印刷する形で、作品計30点を紹介。村松さんを除く6人は現在の活動ジャンルで出品しており、インテリアアートとしての書道、風や音、光をテーマとしたグラフィックイメージ、遊び心を盛り込んだ篆刻(てんこく)など個性光る多彩な表現が並ぶ。

 展示時間は午前10時~午後6時(最終日は午後1時まで)。及川さんは「若い頃から歩んできた結果、それぞれがやりたいことをしていたのがよく分かる。これが始まり。あと10年後、機会があったらまた見てもらいたい」と語っている。