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コラム 記者ワープロ

地域活性化へ起業者育成 金ケ崎町商工会

(10/9)
土岐さん(左)の講義などを通じ、受講者が経営に必要な基礎知識を学んでいる金ケ崎町創業塾

土岐さん(左)の講義などを通じ、受講者が経営に必要な基礎知識を学んでいる金ケ崎町創業塾

新たに創業塾、経営学ぶ

 金ケ崎町商工会は、町内で起業を目指す人や地元の事業者が経営に必要な基礎知識を習得する機会として2016年度、新たに町創業塾を開設している。企業経営の専門家などを講師に迎え、10~11月の期間に同町西根の町商工会館で全13回の講義を計画。受講者は描く将来像の実現に向け、経営者としての心構えなどを学んでいる。

 創業塾は町内で中小規模事業者の廃業率が開業率を上回る現状を踏まえ、課題解決と商工業発展による地域活性化につなげることが目的。町内で創業・起業を目指す人や創業3年以内の人、関心を持つ事業者などを対象に無料で開設している。

 今年度は創業意欲を持つ3人と事業者9人の計12人が受講。第2回の7日夜は7人が参加し、中小企業診断士の土岐徹朗さん(土岐経営支援事務所、盛岡市)が経営の心構えや自己分析の手法などを指導した。

 土岐さんは「地球の悠久の歴史の中で奇跡的に授かった命。悔いを残すなら、生きているうちにやりたいと思うことをした方ががいい」と強調。「弱みを強みに変えるのは時間やお金が掛かるかもしれない。自分の持っている強みを生かすことをお勧めしたい」などとアドバイスした。

 また、内部環境としての強み・弱みと、外部環境としての機会・脅威を評価し、今後の取り組みの方向を明確にする自己分析手法「SWOT分析」を説明。受講者は熱心に耳を傾け、理解を深めていた。

 11月11日までの期間では、事業可能性の確認や情報発信力、数値計画の立案などをテーマにした内容のほか、開業前に必要な準備として税金、社会保険などの基礎知識についての専門家による講義も盛り込まれている。

 8回の必須講義を含み全13回の7割以上に出席した受講者には、町が産業競争力強化法に基づいた「特定創業支援事業による支援」を受けたことについて証明を行う。この証明を受けることで、創業前の人が株式会社を設立する際の登記に係る登録免許税が、資本金の0・7%から0・35%まで軽減されるなどのメリットがある。

 町商工会では「特にこれから創業したい人にはいろはをしっかりと学んでもらい、町内で開業していただければ」と期待している。