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コラム 記者ワープロ

「奥州ロマン」鮮やか 県果樹協江刺で講習会

(10/14)
高野さん(右)から新品種「奥州ロマン」の特質などの説明を受ける参加者

高野さん(右)から新品種「奥州ロマン」の特質などの説明を受ける参加者

“育ての親”が特質紹介

 県果樹協会(紺野啓会長)主催の秋期講習会が13日、奥州市江刺区愛宕のリンゴ農園「紅果園」(高野豪園主)で開かれた。園主の父の高野卓郎さん(75)が育種した新品種「奥州ロマン」について、参加者が鮮やかな赤色の果皮と甘さたっぷりの味わいのほか、落果が少ないなどの特質に理解を深めた。

 奥州ロマンは、高野さんが育種したロマンシリーズ第4弾で、2015年に岩手江刺農協の産直江刺ふるさと市場と同園で販売を開始した。消費者から好評を得たことで、奥州産新品種のブランド化と全国への栽培普及を目指している。

 会員と奥州農業改良普及センターなど関係機関の担当者ら40人が参加。高野さんが奥州ロマンについて、シナノゴールドにつがるを交配した中生品種で▽光沢のある鮮やかな赤色▽まろやかな甘み▽フジよりも一回り小さいが、品質がそろい栽培しやすい-などの特質を紹介した。

 参加者が奥州ロマンの圃場(ほじょう)で、高野さんらから品種の特性や栽培方法などについて直接説明を受けた。試食ではシナノゴールドや県農業研究センターによる新品種候補の中生種とも食べ比べ、奥州ロマンのまろやかな甘みを確認した。

 同園では来週から収穫を始め、今月に出荷する予定。今年は約100箱(1箱5キロ)を東京都内の百貨店でも販売する。高野さんは「奥州ロマンを日本一のリンゴ品種にするため、江刺から県内そして全国に栽培を普及させたい。多くの生産者に苗木の供給などに努めていきたい」と意欲を見せている。