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コラム 記者ワープロ

栽培普及へ情報共有 リンゴ新種奥州ロマン

(10/19)
視察会で奥州ロマンを試食し甘みを確認する参加者

視察会で奥州ロマンを試食し甘みを確認する参加者

生産者ら江刺で視察会

 岩手江刺農協りんご部会品種班(紺野啓班長)は18日、奥州市江刺区愛宕のリンゴ農園で6月に新種登録された「奥州ロマン」の視察会を開いた。区内の生産者ら35人が参加し、栽培普及に向け食味などの情報を共有した。

 視察会は、奥州ロマンを育てた高野卓郎さん(75)=江刺苗木生産組合代表=から新品種の育成・結実状況や食味などの情報を得るため、奥州農業改良普及センターとの共催で開かれた。岩手江刺、岩手ふるさと両農協のリンゴ生産者、関係機関の代表者が参加した。

 奥州ロマンは「シナノゴールド」に「つがる」を交配した品種。光沢のある鮮やかな赤色で糖度16、17度と強い甘みが特徴。2015年度に高野さんの紅果園や産直江刺ふるさと市場で販売されたほか、今年度は県内各地で栽培されている。

 視察会では奥州ロマンの圃場(ほじょう)見学で高野さんから品種の特性の説明を受け、試食で高い糖度を確認。生産者や行政関係者は「蜂蜜のような甘みがあり、若い人たちに好まれる」「江刺発祥で全国に勝負できるおいしいリンゴだ」「落果が少なく、加工用もほとんど出ないメリットが魅力的だ」などと評価する声が上がった。

 同市では、奥州ロマンをブランド化するための生産振興事業などを実施しており、苗木の供給に努める高野さんは「奥州そして青森、全国への栽培普及に向けて取り組んでいきたい」と話した。