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コラム 記者ワープロ

失って出会えて、自分の音が見えた ERYCAさん

(10/28)
柴田敏孝さんとのデュオ「Butterfly Effect」として11月20日に奥州市文化会館大ホールでコンサートを開くERYCAさん

柴田敏孝さんとのデュオ「Butterfly Effect」として11月20日に奥州市文化会館大ホールでコンサートを開くERYCAさん

来月、ホールコンサート
「何か“拾って”帰れる舞台に」

 奥州市を拠点に活動するミュージシャンERYCA(エリカ)さんが11月20日、単独では自身初めてとなるホールコンサートを開く。長年活動を共にしたパートナーを突然失ってから6年。一時は離れることも考えたという音楽の道で壁にぶつかり、迷うたびに背中を押してくれた仲間やファンへの感謝を胸に、新たに得たパートナーと、ようやく見つけた自己のスタイルで新しいステージへと踏み出す。

 ERYCAさんが音楽活動を本格的に始めたのは18歳の時。以来11年間にわたって活動のパートナーだったタマ・チャールズさんが、関東ツアー中の2010年11月23日に急死した。常に傍らにいた大きな存在を失い、しばらくは「音楽を続けていくか迷った」という。

 そんな時に手を差し伸べてくれた一人が、以前から親交のあったドラマーの村上“ポンタ”秀一さん。一緒に活動する中で、「周りから求められ、どこかで縛られていた“タマさんカラー”ではない自分の音が見えるようになった」と語る。

 今回、共に舞台に上がるピアニスト柴田敏孝さんとは、村上さんの縁で出会った。デュオ「Butterfly Effect」として15年から本格的に活動。同年8月のツアー後、柴田さんが「このサウンドをホールでできたらいいね」とつぶやいたことが、コンサート実現につながった。

 くしくも当日は、タマ・チャールズさんの七回忌の3日前。意識して設定したわけではなかったが、「タマさんに導かれたかな。『そろそろお前の名前でやってみろよ』と言われた気がする」とERYCAさん。

 「音楽の道に進む選択をした頃の気持ちを思い出し、自分が本来やりたかったことを突き詰めてやる覚悟。聴いた人が何かしら“拾って”帰れるようなステージにできれば。『音楽を聴くぞ』と思って来てほしい」と呼び掛ける。

 コンサートは「ERYCA SOUND PROJECT」主催、奥州エフエム協賛、岩手日日新聞社など後援。

 会場は奥州市文化会館(Zホール)大ホールで、当日は午後5時開場、6時開演。全席自由で、入場料は前売り3000円、当日3500円、ペア5000円(200組限定)。チケットは奥州エフエム、メイプル、Zホール、新茶屋(以上奥州市)、カフェKoCo、「MAGIC MARKET」(以上一関市)、北上市文化交流センターさくらホール、クロステラス盛岡内「樹-ituki-」などで取り扱っている。

 問い合わせはZホール=0197(22)6622=へ。