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コラム 記者ワープロ

子への愛、縄文も今も 健やかな成長願い記念手形

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粘土に子供のかわいらしい手形を付ける参加者

粘土に子供のかわいらしい手形を付ける参加者

 【奥州】奥州市江刺区のえさし郷土文化館で3日、「一万年の祈り-赤ちゃんの手型・足型を採ろう-」と銘打ったイベントが開かれた。乳幼児を持つ市内の家族連れ17組が参加。粘土板に記念の手形と足形を残し、子供の健やかな成長を祈った。

 縄文時代の遺物にも粘土に幼児の手や足を押し付け、土器のように焼き上げた土製品があることから、少しでも縄文人の心を身近に感じてもらおうと企画。講師は同区岩谷堂の陶芸家太田茂樹さん(61)が務めた。

 父母らに抱きかかえられた子供たちは、順番に縦20センチ、横25センチほどの粘土板に手と足を押し付けた。笑顔の子がいる一方、粘土の感触に驚いたのか急に泣き出す子もおり、それぞれの一生の思い出となる個性豊かな形が残った。

 孫の一花ちゃん(1)を参加させた小澤彰さん(68)=同区愛宕=は「泣くかと思ったが案外平気で、とても良い形が残せて記念になった。元気に成長してくれると思う」と目を細めた。同館の野坂晃平係長は「縄文時代であれ現代であれ、子の健やかな成長を願う親の気持ちは一緒」と話していた。

 粘土板は2カ月ほど同館で乾燥させ焼き上げ、12月に引き渡される予定。