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コラム 記者ワープロ

北上川への油流出防げ 汚濁対策協が実地訓練

(11/8)
油流出事故を想定してオイルフェンスを設置する訓練参加者

油流出事故を想定してオイルフェンスを設置する訓練参加者

 北上川水系水質汚濁対策連絡協議会上流支局は2日、奥州市水沢区姉体町の水沢水辺プラザ付近で油流出事故を想定した対策訓練を実施した。流域自治体の職員らがオイルフェンス設置などに取り組み、事故に備えた。

 北上川右岸の同プラザの船着き場に係留していた船舶からガソリン50リットルが北上川に流出したとの想定で訓練。国と県、八幡平市から一関市までの自治体、消防機関など関係者約60人が参加した。

 中小河川での事故を想定したオイルフェンスの工法を訓練。最初に設置した長さ30メートルでは長さが足りず、2本目の40メートルで両岸に届いて流出を防ぐという段取りで実践した。

 続く小水路の想定では、土のう積み工法を採用し、土のうでせき止めて水面に浮かんだ油を吸着マットで回収する一方、水は塩化ビニールパイプで下流に流す仕組みも紹介した。

 県内の流域では毎年60~80件ほどの油漏れの通報があり、今年も9月末現在で38件を数える。訓練は、冬場にホームタンクなどによる灯油の流出事故が懸念されるため、毎年実施している。

 国土交通省岩手河川国道事務所河川管理課の外山久典課長は「飲料水にも使われる北上川への油流出を防ぐのが第一。流出して取水停止にでもなれば処理費用は原因者の負担になる。自治体職員は異動があるため毎年訓練を続けることが大事だ」と話していた。