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コラム 記者ワープロ

大型紙芝居 13作目は「つぶの庄屋様」

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新作の大型紙芝居「つぶの庄屋様」を及川支所長(右)に手渡す若葉会の髙橋会長ら

新作の大型紙芝居「つぶの庄屋様」を及川支所長(右)に手渡す若葉会の髙橋会長ら

前沢・若葉会市へ寄贈
小さい子供にも

 【奥州】大型紙芝居を創る会「若葉会」(奥州市前沢区、髙橋ハマ代表)は、13作目となる「つぶの庄屋様」を製作し、市に寄贈した。地元の昔話を題材に温かみあるタッチのイラストで仕上げ、上演用音声も協力して吹き込んだ。髙橋代表(88)=同区字沖田=は「小さい子供たちにも見ていただきたい」と期待する。

 髙橋代表、脚本を担当した鈴木秀悦さん(74)=同区白山=ら会員4人が11日に市役所前沢総合支所を訪れ、及川敏幸支所長に大型紙芝居と音声のCD、カセットテープを引き渡した。及川支所長は「郷土への理解を深めるものとして活用させていただく」と感謝した。

 大型紙芝居は縦55センチ、横80センチの13枚一組。同区生母出身の後藤光男さん(同区白山)が地元に伝わる話として子供の頃に聞いた物語に鈴木さんが脚色を加えた。6人の会員と、元会員らの協力を得て半年がかりで描画と色塗り、音源の吹き込みを行った。

 鈴木さんによると「つぶの庄屋様」は、昔話にある「たにし長者」の内容に近いとのことで、子のない夫婦の元に授かったつぶ(タニシ)の姿をした息子が庄屋の末娘と結婚し、その後人間の体を取り戻して庄屋、「大肝入り」にまでなる物語。「これまでの紙芝居は前沢出身の偉人、郷土の伝説などが多く、幼児や小学校低学年向けのものがあまりなかったので、小さい子にも見せたくて作った」と髙橋代表は語る。

 同会は前沢区老人クラブ連合会「ふれあい学級」を受講していた会員有志で2004年に結成。おおむね年1作ペースで大型紙芝居を手作りし、市に寄贈している。作品は全て前沢図書館で管理し、15年度は高齢者が集うサロン事業や福祉施設などで39回、延べ60作品の貸し出しがあった。

 会員の一部は90歳を超えるなど高齢化が進んでおり、髙橋代表は「何とか元気なうちは続けたい。絵の色を塗るだけでもいいので若い人にも入ってもらえれば」と呼び掛ける。会への問い合わせは髙橋代表=0197(56)3814=まで。