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コラム 記者ワープロ

橋脚基礎部に“夢”記す 小谷木橋架け替え工事・奥州

(11/22)
新小谷木橋の建設工事現場で橋脚基礎部分にメッセージを書き込む一関工高の生徒

新小谷木橋の建設工事現場で橋脚基礎部分にメッセージを書き込む一関工高の生徒

高校生が現場見学

 北上川に架かる奥州市水沢区の国道397号小谷木橋の架け替え工事現場で21日、高校生対象の見学会が開かれた。県立一関工業高校(阿部徹校長、生徒449人)の土木科1年生40人が、橋脚の整備手法や効果に理解を深めたほか、橋脚の基礎部に将来の夢などのメッセージを書き込んだ。

 建設現場で将来の担い手となる生徒に土木工学の知識習得の機会を提供するとともに、土木の魅力を感じてもらおうと、県南広域振興局土木部が企画した。

 生徒は同部職員と施工業者の担当者に現場を案内され、新小谷木橋(仮称)の工事内容について説明を受けた。同部道路整備課の熊谷利明主査は、東日本大震災復興支援道路に位置付けられる小谷木橋の歴史や、築60年以上が経過し地元からの強い要望を受けて架け替え工事に至ったことを紹介した。

 現在整備している橋脚の基礎部分を北上川に沈めるために採用した「ニューマチックケーソン工法」(潜函(せんかん)工法)についても、県内の工事現場では珍しい工法のため施工業者の担当者が模型を用いて分かりやすく説明した。

 熊谷主査は「基礎部分は地表から約15メートル沈む。この工事は水位が低い時期の冬場に行われる」と紹介した。

 生徒は同工法で造られている橋脚の基礎部分(幅約16メートル)に移動し、「世界一の橋を造りたい」「有名なトンネルを造りたい」など将来の夢を赤や青色などの塗料で書き込んだ。

 将来の職業を書いた藤原悠希さんは「公務員になって道路建設の仕事をしたい」と語り、岩渕宝人君は「書いたメッセージは見えなくなるが貴重な思い出になる」と話していた。

 22日は黒沢尻工業高の土木科2年生35人を対象に行われる。