ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

大森神楽、旧分校で体得 講習会に首都圏の女性ら

(11/28)
現地講習会で大森神楽の指導を受ける受講者ら

現地講習会で大森神楽の指導を受ける受講者ら

 ムジカ音楽・教育・文化研究所(東京都渋谷区)主催の大森みかぐら現地講習会は26、27の両日、奥州市衣川区の旧大森分校で開かれた。首都圏などの受講者が住民と触れ合いながら大森神楽保存会(佐藤吉訓会長)メンバーの指導で舞の習得に励んだ。

 現地講習会は、ムジカ民舞講座の特別企画として同分校廃止の1998年に始まり、今回で13回目。都内のほか、神奈川県や群馬県などから女性を中心に22人が参加した。

 講習演目は「みかぐら」「荒くずし」の二つ。受講者は扇やほこなどを手に基本動作を確認しながら小中学生を含むメンバーから要所のポイントを教わるなどして熱心に練習した。最終日は鑑賞会もあり、同保存会が「岩戸入り」「宝蔵破り」を上演した。

 群馬県館林市の保育士嶋津祐希子さん(33)は、地元で月1回の講習を14年間受講しているが、現地講習は初めて。「踊りはまだまだだけどやっていて楽しい。自分では気付かない部分を教えられ、神楽も生で鑑賞できて勉強になるので参加して良かった」と喜ぶ。

 佐藤会長(40)は「神楽が本当に好きな人たち。いつも足を運んでもらいありがたい」と語る。

 大森神楽は、1970年に同分校の佐々木久雄教諭(直木賞作家、故三好京三氏)が教育の一環として子供たちに伝承させた。今回共催の東京民族舞踊教育研究所(東京民舞研)とは当時から交流が続く。

 民舞講座で講師を務める東京民舞研の青木峰子代表(89)は「民俗芸能は人間の内側に訴える。形だけなら都会でもできるが、その奥にあるものをつかむには地元で住民たちと触れ合うことが大事」と話していた。