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コラム 記者ワープロ

蘇民祭 一丸で発信 県南11カ所 統一ポスターを作製

(12/17)
一体となった盛り上げを確認した岩手の蘇民祭保存会の理事会メンバーら

一体となった盛り上げを確認した岩手の蘇民祭保存会の理事会メンバーら

 県南各地の蘇民祭関係者で今春結成した「岩手の蘇民祭保存会」は、2017年の蘇民祭をPRする統一ポスターを初めて作製した。保存継承される10カ所に、中断を経て復活する平泉町の1カ所を含む11カ所の開催日程を掲載し、一体となった盛り上げを県内外にアピールする。

 奥州市水沢区・黒石寺蘇民祭の高橋君夫世話人代表が会長を務める同保存会(正式名称・岩手の蘇民祭保存会団体協議会)は、花巻市から一関市までの10カ所の関係者で4月に設立。参加者の減少や高齢化による衰退の懸念から連携を強化して活性化を図るのが狙いで、ポスター作製もその一環。

初めて作製された統一ポスター「いわての蘇民祭」

初めて作製された統一ポスター「いわての蘇民祭」

 黒石寺など独自に作製する蘇民祭はあるが、ポスター作製さえままならない地域もあり、独自ポスターとは別に「いわての蘇民祭」として統一ポスターを作製。「裸の男と炎のまつり」のコピーと各地の蘇民祭の写真、日程、問い合わせ先の電話番号を掲載した。

 皮切りの1月2日は、花巻市矢沢の胡四王神社蘇民祭に加え、蘇民祭の一種で戦前には途絶えていたとされる平泉町の達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂鬼儺會(おにばらえ)が同保存会の支援も得て復活する。1月は両蘇民祭を含め最多の6カ所、2月が3カ所、3月が2カ所である。

 ポスターは2000部を作製。県内の開催地や観光施設、岡山県など全国各地の交流先にも配布して広くPRする。

 奥州市内で11月下旬に開いた同保存会理事会で活動方針を改めて確認。菊地義則理事長(45)=黒石寺蘇民祭青年部長=は「これまでも互いの祭りに参加し合うなど協力してきたが、より親睦を深めながら盛り上げていきたい」と話した。

 岩手の蘇民祭は、1995年に文化庁の「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」となったが、同会関係者は新たな連携強化を機に「将来はユネスコの世界無形文化遺産登録を目指したい」と意気込む。

 1月2日を除く開催日程は次の通り。

 ▽1月8日=興田神社蘇民祭(一関市大東町鳥海)▽1月20日=毛越寺二十日夜祭(平泉町平泉)▽1月21日=伊手熊野神社蘇民祭(奥州市江刺区伊手)▽1月29日=金ケ崎永岡蘇民祭(金ケ崎町永沢)▽2月3日=光勝寺五大尊蘇民祭(花巻市石鳥谷町五大堂)▽2月3日=黒石寺蘇民祭(奥州市水沢区黒石町)▽2月4日=八幡宮加勢蘇民祭(奥州市水沢区佐倉河)▽3月5日=長徳寺蘇民祭(一関市藤沢町保呂羽)▽3月17日=早池峰神社蘇民祭(花巻市大迫町内川目)