ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年3月
« 2月  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
コラム 記者ワープロ

家族思い“速乾”物干し発明 水沢小3年阿部実和さん 初挑戦で入選

(12/29)
「すぐにかわく せんたくものほし」(左)の受賞を喜ぶ阿部実和さん(中央)とミナ子さん

「すぐにかわく せんたくものほし」(左)の受賞を喜ぶ阿部実和さん(中央)とミナ子さん

エネルギー利用技術作品コン

 日本産業技術教育学会主催の第19回技術教育創造の世界「エネルギー利用」技術作品コンテストで、奥州市少年少女発明クラブ(佐藤剛会長)で活動する阿部実和さん(水沢小3年)の「すぐにかわく せんたくものほし」が小学生枠の特別賞となる「上越科学館奨励賞」を受賞した。阿部さんはコンテスト初出品での入選を喜び、「もっと役立つものを発明したい」と意欲を新たにしている。

 同コンテストは児童生徒が自発的にものづくりに取り組める機会を提供し、技術教育の浸透を図ることを目的に開催。今回は小学生部門に全国から76点の応募があり、うち32点が入選。阿部さんはそのうち同奨励賞に選ばれた。

 阿部さんの作品は、高い調湿効果のある珪藻土(けいそうど)のマットを付けたハンガーに洗濯物を掛け、回転羽で下から上に向かって風が起きる仕掛けで、洗濯物が速く乾くように作られている。回転羽は長さ1メートルの筒の下部に取り付け、太陽電池とモーターで動く。

 家族8人で暮らす阿部さんは「洗濯物がたくさんあるので、早く乾く道具があればいいな」と思ったのがきっかけ。最初はマットだけを取り付けた物干しを作ったが、同クラブ講師から速く乾かすためには上昇気流の風を起すことの助言を受け、回転羽の製作に至ったという。「マットを切るのと、下から上に風が行くようにするのを工夫した。賞を取れてうれしい」と笑顔を見せる。

 同コンテストでは、姉の真実さん(水沢中2年)が水沢小5年生時に小学生枠で最高賞の「経済産業省製造産業局長賞」を、兄の隆之介君(水沢小5年)が昨年の18回で10位相当の「大阪科学技術センター会長賞」をそれぞれ受賞している。

 実和さんは「これからもクラブに通って、もっと役立つものを作りたい。姉と同じ賞に入れるように頑張りたい」と目標を語っている。

 祖母のミナ子さん(68)は「姉兄がいるので発明のアイデアが浮かびやすい環境に恵まれている。これからも応援したい」と孫たちの発想力に目を細めていた。