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コラム 記者ワープロ

限度額、年齢引き上げ 肉用牛貸し付け要件・金ケ崎町

(12/31)

畜産農家を支援
 金ケ崎町は、町肉用牛貸付事業基金について12月から貸し付け要件を変更した。利用可能な農家の対象年齢、繁殖雌牛や肥育素牛の貸付限度額を引き上げるなどし、子牛市場価格の高騰で厳しい経営状況が続く町内畜産農家の支援につなげる。

 同基金は、肉用牛の安定生産と転作粗飼料の有効利用による畜産振興を目的に2003年に設置。町内で肉用牛経営を営み、適正な飼養管理と粗飼料の有効利用が可能な70歳未満の人を対象に、おおむね6カ月齢以上15カ月齢未満の繁殖雌牛や肥育素牛(繁殖雌牛の妊娠牛は17カ月齢以上60カ月齢未満)の購入時に、1頭当たり45万円、繁殖雌牛の妊娠牛と肥育素牛の県有種雄牛は60万円を限度額に貸し付けを行ってきた。

 和牛子牛価格は近年上昇が続いており、奥州市江刺区の県南家畜市場で7日行われた和牛子牛市場成績(胆江・気仙地区)では平均価格が90万円台となった。

 町農林課によると、畜産農家側から現状の基金限度額では購入価格を賄えないとして、以前から見直しを要望する声が上がっていたという。後継者不足に伴う飼養頭数減少に歯止めをかける観点からも、町では農家の対象年齢などを含め、今月1日から要件内容を大幅に変更した。

 対象年齢は80歳未満に引き上げ、1頭当たりの貸付限度額は繁殖雌牛、肥育雄牛とも90万円(繁殖雌牛の妊娠牛、肥育素牛の県有種雄牛は120万円)と現行の2倍に拡大した。

 1戸当たりの貸付枠については、これまで繁殖雌牛が2頭まで、肥育素牛が6頭まで(うち県有種雄牛が2頭まで)と頭数制限を設けてきたが、金額での制限に変更。繁殖雌牛が240万円、肥育素牛は400万円で、同課では「農家の利用範囲や経営方針などによって購入選択の幅が広がる」としている。

 併せて貸し付け決定の有効期限を新たに設定。限られた基金を有効に購入につなげていくため、決定日から6カ月以内との期限を設けた。

 過去1年間に基金や税金の滞納がないことや、町内居住の連帯保証人1人を立てるなどの貸し付け条件はこれまでと同様。貸付期間は繁殖雌牛4年以内、肥育素牛2年以内で、3回まで分納もできる。

 町では、町内繁殖肥育の畜産農家に郵送で内容周知を図っており、基金の積極的な活用を呼び掛けている。

 問い合わせは同課=0197(42)2111=まで。