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コラム 記者ワープロ

随筆同人「ペンペン草の会」 結成20年

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会結成20周年の節目に発行された同人誌「ペンペン草60号」

会結成20周年の節目に発行された同人誌「ペンペン草60号」

会誌60号 高まる執筆への情熱

 随筆同人「ペンペン草の会」(澤藤範次郎代表)が2016年度で結成20周年を迎えた。金ケ崎町内の会員らが日々の生活、思いなどを生き生きとつづり寄稿する同人誌「ペンペン草」も節目の60号となり、同会は「最初の頃に比べてメンバーの個性が出ている。書き残したいという思いは強くなっており、これからも続けていきたい」と執筆への意欲を新たにしている。

 事務局の松本幸子さん(同町永沢)によると、同会はものを書く人たちの勉強の場にしていこうと、澤藤代表(同町六原)の呼び掛けに町内の賛同者が集い1996年10月に結成された。会の名称はペンを使って書くことと踏まれても強いペンペングサに由来し、現会員は町内と同町出身の50~80代の14人。

 同人誌は年3~4冊ペースで発行し、通常はおおむね1600字以内で作品を寄せ、発行前に会員による合評会を開いている。

 60号は澤藤代表が描いたえびすと福禄寿を表紙にあしらい、国体や郷土の歴史、バンドなどそれぞれの視点から1本ずつつづった随筆のほか、2016年8月に1泊2日で行った青森県金木町での研修にちなみ、作家太宰治に関連した内容でそれぞれ1作品を寄せた。併せて、詩人朝倉宏哉さん(金ケ崎町出身)の特別寄稿なども掲載した。

 このうち、松本さんは「たとう紙をひらけば」と題した随筆で、洋服に仕立てられそうな着物をもらいに実家の母を訪ねた時のことを書いた。着物に関するエピソードを話す母の思いや、母との温かな関係性が伝わってくる内容で、松本さんは「尊敬している母親のことを何か文章に残したいと思い、今までで一番考えた」という。

 結成からのメンバーでもある松本さんは「20年よく続いたと思う。当初からの8人が1人も欠けることなく続けているのもすごい」と会の歩みを振り返り、節目の一冊を「同じ行動をしていても一人ひとり違うので読み応えがあると思うし、それぞれの個性や人間性が出ている」とPR。「ITの時代になっても燃えない限り本は残る。これからも続けていければ」と活動への情熱を高めていた。

 「ペンペン草60号」はA5判77ページ。150部作製し、希望者には1部300円で提供する。問い合わせは松本さん=090(6254)5263=へ。