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コラム 記者ワープロ

外国人も安心利用へ 医療通訳ボラ 候補者対象に研修

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医療通訳ボランティアの養成に向けた研修会

 【奥州】奥州市国際交流協会は、医療通訳に当たるボランティア候補者への2016年度研修会を始めた。15年度から同協会が独自に運用開始したシステムの根幹を担う人材の育成・確保が狙い。3月まで計3回の研修を踏まえて登録対象者を選考する。

 医療通訳システムの運用は、在住外国人らが医療機関を受診する際など患者側の症状や医師側の診断に関わる説明など相互のスムーズな意思疎通に役立てるのが目的。

 新規候補者を対象とした研修会は、14日午前に同市水沢区字吉小路の水沢地域交流館(アスピア)で開講。RASCコミュニティ通訳支援センター(神奈川県)の西村明夫代表が講師を務めた。

 英語2人、中国語1人の女性3人が受講。多文化に関する知識、通訳倫理、通常の通訳との違いや心構えなどを学んだ。午後は既登録者対象のフォローアップ研修が行われた。

 新規に参加した区内の20代女性は「多文化の中での意思疎通、コミュニケーションは難しく、責任も重いが、逃げないでやってみたい」と意欲を見せた。

 新規候補者の研修会は、初回は受講できなかった数人を含めて2月と3月にも実施予定。2回目は感染症対策や予防接種、保険制度など、3回目は模擬通訳練習後に実技試験があり、合格者が登録できる。

 同システムは、市国際交流協会と覚書を交わした医療機関からの依頼を受け、登録者リストから派遣可能なボランティアを派遣する。派遣先は、県立胆沢病院と市総合水沢病院。

 現登録者は市内外の27人(うち男性6人)で英語、中国語、韓国語、タガログ語の4言語に対応。派遣実績は最初の15年度が12件(中国語8件、英語4件)、16年度は11件(英語のみ、1月13日現在)で、これまで救急依頼はない。