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コラム 記者ワープロ

G・Hベリー いかが ジャム、飲む酢商品化

(2/1)

交通安全の願いを込めて江刺自動車学校が栽培したガーデンハックルベリーを使って商品化したジャムと飲む酢

江刺自動車学校
視力不安へ強い味方

 【奥州】奥州市江刺区愛宕の江刺自動車学校(朽木聖好社長)は、目にいいとされる成分が豊富な果実・ガーデンハックルベリーを栽培し、ジャムと飲む酢を相次いで商品化した。中高齢運転者向けとして販売中で、今後大幅に増産して「交通事故の防止につなげたい」(朽木社長)としている。

 きっかけは、高齢者講習受講生らの「視力への不安」や免許取得を目指す高校生の「スマートフォン使用後の視力の違和感」などの訴え。当初はブルーベリーを栽培して休憩時間にでも食べてもらおうと考えたが、研究を進める中で、より有効性の高いガーデンハックルベリーに着目。隣接する休耕田約300平方メートルを借りて栽培し、昨秋に約800キロを収穫した。

 ガーデンハックルベリーはナス科の植物。未熟な実は微毒性があるが、熟果は眼精疲労の回復などに有効とされるアントシアニンの含有量がブルーベリー(ツツジ科)の約5倍など目や神経に有効な成分が豊富という。

 ジャムは、遠野市の宮守川上流生産組合農産物加工所に製造を依頼。自動車学校で考案したレシピを基にグラニュー糖とレモン果汁を加えて煮込み、甘さを抑えたさっぱりとした味に仕上げた。

 昨年10月末の江刺産業まつりで初出品し、200個を完売。栽培から収穫、容器やラベルのデザインまで全て従業員が手掛け「くっきりplus(プラス)」の商品名で1個(140グラム入り)税込み490円で販売している。

 飲む酢は、三重県津市の老舗造酢会社「山二造酢」との共同開発。醸造酢に果実を漬け込むのではなく、同社こだわりの手作り製法「むしろ発酵」で果実を発酵させ、まろやかでフルーティーに仕上げた。「のむ酢」として1本(200ミリリットル入り)税込み1188円で1月下旬に販売開始した。

 ジャムはパンやクッキー、ヨーグルトなどと一緒か、そのまま毎朝スプーンで1杯を、飲む酢は4、5倍に希釈することを勧める。

 本業の冬場の繁忙期を避けられるのも都合がよく、今春から栽培面積を10倍に拡大する予定。市内の菓子店から食材として引き合いがあるほか、県内の大学との共同研究の計画もあり、需要の幅が広がりそうだ。

 朽木社長(51)は「高齢者による交通事故が全国で相次ぐ中、G・Hベリーとでも呼んで広く知ってもらい、中高齢運転者の事故防止に役立てられれば」と願う。

 いずれも同自動車学校と同市水沢区のホーマック水沢店産直コーナーで取り扱い、セットでネット販売もしている。問い合わせは江刺自動車学校農産グループえさしベリー=0197(35)1379=へ。