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コラム 記者ワープロ

奥州市議会ILC特別委 通訳者育成や多言語表記

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国際化に必要なアイデアを出し合う奥州市議とILCサポート委の関係者

サポート委と懇話会
国際化向けアイデア

 次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致実現に向けた調査研究を行っている、奥州市議会ILC誘致・国際科学技術研究圏域調査特別委員会(渡辺忠委員長)は5日、県内在住の外国人で組織するILCサポート委員会(ビル・ルイス委員長)と懇話会を開いた。外国人が生活しやすくするために「多言語表記の充実」「通訳者の育成」など同市の国際化に向けた取り組みのアイデアを出し合った。

 市役所での懇話会には、市議会から21人、サポート委からビル委員長と委員のディーン・ルツラーさん、アンナ・トマスさん(市ILC推進室国際化推進員)の米国出身者3人、事務局の同市国際交流協会職員2人が出席。

 国際理解を目的としたワークショップ、国際化に必要なアイデアを出し合う意見交換は、3班に分かれて行われた。ビル委員長ら3人も加わり、奥州市の国際化の取り組みを出し合った。

 この中では「インターナショナルスクールを設ける」「幼児から英語を学ぶ教育の充実」「多国籍対応メディカルスタッフの養成」「日本人に限らず通訳、翻訳が堪能な人材を育てる」などの提案が出され、議員も「料理教室を開いて異文化を学ぶ」など自らが実践できるアイデアを出していた。

 サポート委メンバーの一人、アンナさんは県内在住の外国人が生活で不便を来している点として、119番通報が日本語での対応のため質問にやり取りできないことを挙げ、「コミュニケーションができないと生活が難しい。特にも医療、防災・防犯、住宅の情報は分かるようにお願いしたい」と述べた。

 また、市が生活情報などを盛り込んだ多言語表記(英語、中国語、やさしい日本語)情報誌を2016年9月から毎月発行している取り組みも紹介した。

 20人で組織するサポート委は、ILC実現を契機に求められる国際化に向けた取り組みや地域振興策などを県や奥州市などに提言しており、ビル委員長は「有意義な会合だった。これからもILC実現の共通目的のために市議会と一緒に活動していきたい」とアピールした。

 一方、渡辺委員長は「外国出身の方々が必要とする国際化の取り組みを理解する良い機会となった。国際都市を目指すためにも会合で出されたアイデアを実現するために市に要望、提言することも考えたい」と語った。