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コラム 記者ワープロ

厄難消除願い権現まわし 水沢・黒田助地区で門付け

(2/6)

家内安全などを願って門付けする黒田助獅子舞保存会員ら

 【奥州】奥州市水沢区羽田町の黒田助地区で5日、地域に伝わる黒田助獅子舞の門付け行事が行われた。保存会員らが家々を回って魔よけの「権現まわし」を舞い、家内安全や無病息災を祈った。

 黒田助獅子舞保存会(菊池勝秋会長)に黒田助会、睦会が協力して約30人が参加。黒田助千手観音で祈祷(きとう)後、住宅団地から順に行政区(48戸)内の家々を訪問し、福祉施設や病院に立ち寄りながら半日かけて巡回した。

 演じたのは、悪魔になって家の中に入ろうとする獅子を追い払うが、後ずさりした後に再び入ろうとしたため太刀で切り倒す内容。厄難消除を唱え、太鼓と手平鉦(かね)、笛の音に合わせて舞い、家人らの頭をかんで健康を願った。

 黒田助獅子舞は「おしし権現様」とも呼ばれ、270年以上の伝統があるという。大正時代の隆盛、戦時中の中断を経て地元青年会によって1966年に復活。2005年に旧水沢市初の無形民俗文化財に指定された。

 門付けのほか、結婚式や上棟式などの祝い事にもよく招かれたが、近年は少なくなった。菊池会長(70)は「人口が減り高齢化もしているが、このためにわざわざ帰ってくる出身者もいる。毎年待っている家も多いので続けたい」と話していた。