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コラム 記者ワープロ

近代化、永久不滅の功労 後藤新平記念館に感想文集

(2/22)

後藤新平記念館を見学した台南市民大学受講者の感想文集(右)と髙橋館長が受けた感謝状

台湾の市民大学受講者
 奥州市水沢区の後藤新平記念館(髙橋力館長)は、昨秋に台湾の台南市民大学の受講者らが見学に訪れた際の感想文集を作った。台湾の近代化に果たした後藤の功績に来館者が理解を深め、見学時の丁寧な対応への感謝の気持ちも伝わる。

 感想文は、市民大学「曽文社区大学」の一行24人が2016年10月に来館した際、15人が書いた。通訳を務めた市多文化共生推進員曽穎さんが日本語に訳し、同記念館で原文と翻訳文を並べて文集にまとめた。

 感想では「今まではただ歴史の教科書に載っている人だったが、たくさん台湾を助けてくれたことを初めて知った」「台湾への侵略行為だったが、インフラの土台を築き、その後の反映と進歩をもたらした永久不滅の功労」と称賛。

 案内役を務めた髙橋館長らの対応にも「説明が詳しく丁寧だった」「授業を受けたみたい」「通訳がとても良かった」と感謝し「両国の友好親善がさらに深まると信じる」と思いを伝えている。

 来館の際、台湾総督府の民政長官を務めた後藤の姿を含め日本統治時代に発行された絵はがき集「台南の風景」上下巻を贈られ、市が受領の礼状を送付。これに対し、訪問団長だった真理大台湾文学資料館名誉館長で台南市台日友好交流協会副理事長の張良澤さんから見学者の名前を書き添えた感謝状が届いた。

 髙橋館長は「自分の国に大きく貢献した人物だと理解し、いろいろな思いがあったと思うが、その場で感想を書いてくれた。心がこもっていて、言語の違いを超えて通じるものがある」と感激している。

 見学感想文集と感謝状は館内で展示公開を始めたほか、絵はがき集も機会を見て公開する考えという。