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コラム 記者ワープロ

城下町包む春の彩り くくり雛まつり

(3/2)

14会場で華やかな人形が展示公開されている「くくり雛まつり」=メイプル4階催事場

個性あふれる700点
 城下町水沢に春を告げる「くくり雛(びな)まつり」は1日、奥州市水沢区横町のメイプル4階催事場をメイン会場に始まった。区内の中心商店街など14カ所を会場に、華やかな人形約700点を展示公開中。来場者が人形それぞれが見せる違った表情や色合い、風情を楽しんでいる。5日まで。

 くくり雛は、厚紙の部品の上に綿を載せ、布で包んで仕上げる。水沢地方で包むことを「くくる」と言うことから、その名が付いたという。起源は江戸時代中期にさかのぼり、その後に水沢の画人・砂金竹香が婦女子の教育のためにと広め、明治から大正時代にかけて盛んに作られた。

 まつりは、水沢くくり雛保存会(佐々木恵子会長、会員22人)などで作る実行委員会が主催し、16回目。同区の駅や休憩施設、ホテルなどを会場に伝統雛や新作雛を一挙に公開している。

 メイプルには会員による新作など約400点が並び、華やかな空間が来場者を迎え入れる。中学生が制作した人形、目黒雅叙園で昨年開かれた雛人形展「百段雛まつり」に出展した作品も公開され、注目を集めている。

 佐々木会長(70)は「くくり雛には、薄い中にも手作りの温かみがこもっている。会員たちは雅叙園での展示を機に、さらに意欲的に制作を続けている。若い人たちにももっと興味を持ってもらいたい」と話す。

 観覧は午前10時~午後5時(最終日は4時)。3日を除く期間中は、みずさわ観光物産センター(同区西町)2階催事場で、くくり雛作り体験も行われている。

 まつりに関する問い合わせは、市観光物産協会=0197(22)7800=か、市武家住宅資料館=0197(22)5642=へ。