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コラム 記者ワープロ

鳥海柵、胆沢城に関連 要害歴史館 両史跡の出土品展示

(3/18)

鳥海柵、胆沢城両史跡関連の出土品などを展示している金ケ崎要害歴史館企画展

 金ケ崎町の国指定史跡鳥海柵(とのみのさく)跡などに関連し、同町西根の金ケ崎要害歴史館で第6回企画展「『鎮守府胆沢城』と在庁官人安倍氏の館『鳥海柵』」が開かれている。鳥海柵、胆沢城(奥州市水沢区)の両史跡の関係に触れる出土品など約80点を紹介している。26日まで。

 同館所蔵資料のほか、胆沢城関連の資料は奥州市埋蔵文化財調査センターの協力を得て、両史跡出土品の比較による関連性や、安倍氏に関する理解を深めてもらおうと町教委が主催。会場には水晶や碁石、土師器(はじき)など時期は異なるものの両史跡のつながりを感じさせる出土品が並ぶ。

 鳥海柵関連では鳥海区域西部の竪穴建物跡から出土した、役人などの室内装飾として用いられたとみられる緑釉唾壺(りょくゆうだつぼ)、律令制度の末端組織を示す「五保」との墨書きがされた土器「内黒土師器杯 墨書『五保』」などの町指定有形文化財を公開。胆沢城統治時代の9世紀後半、胆沢城との関連性の強い区域があったことを想定させる資料が来館者の関心を集めている。

 中央から国司と共に赴き、その後に土着化した実務の官人である「在庁官人」、安倍氏や両史跡の歴史などに関する説明パネルも掲示している。

 同館では「実際に二つの史跡の出土品を見比べる機会はなかなかないと思う。時代によって土器の形や厚さなどの違いも見て取れるので、そのような部分も感じて楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は午前9時~午後5時。21日は休館。問い合わせは同館=0197(42)3060=へ。