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コラム 記者ワープロ

大谷選手とガッチリ 鋳造技術で“黄金の手”

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鋳造技術を生かして制作された大谷選手の握手像と握手する地元のスポーツ少年団員=奥州市伝統産業会館

水沢鋳物工業協と市

 奥州市と水沢鋳物工業協同組合は、同市出身のプロ野球選手で北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手の握手像を制作した。同市水沢区羽田町駅前の市伝統産業会館で6日に除幕式があり、地元の野球スポーツ少年団員が憧れのスター選手と“握手”して意欲を新たにした。

 握手像は、市の伝統的工芸品・南部鉄器の鋳造技術を用いた真鍮(しんちゅう)製。市と同組合が大谷選手の出身地として鋳物のまちの技術を知ってもらい、地域振興につなげる目的で作った。

 同組合スタッフらが1月下旬に千葉県鎌ケ谷市の同球団施設に出向き、大谷選手の手にレーザー光線を当ててスキャニングのデータを取得。3Dプリンターで原形を制作後、砂型を作って真鍮を流し込み、研磨して金ぴかに仕上げた。

 除幕式には約50人が出席し、小沢昌記市長が「全て地元企業による技術で作ったことに価値がある。ぜひ握手してパワーをもらってほしい」とあいさつ。及川勝比古同組合理事長も「奥州の名前を広くアピールしてくれた。世界一の二刀流選手を目指して一層の活躍を願う」と語った。

 大谷選手の「いつも応援ありがとう。野球に明け暮れた少年時代を過ごした古里のますますの発展を願っている」とのメッセージを紹介後、姉体スポ少の佐々木志眞(姉体小6年)、羽田スポ少の高橋一(羽田小6年)両キャプテンを含む4人で除幕した。

 握手後、佐々木キャプテンは「ちょっと冷たかったけど本物みたいだった。この手が160キロのボールを投げるんだと思った。いつかは本物の大谷先輩と握手できるよう僕も頑張りたい」と意欲を語った。

 握手像は1個約6キロで計7個を制作する。同会館と同様のモニター付き台座を4月中旬に市役所本庁舎に設置する予定。また同じ伝統的工芸品の岩谷堂箪笥の箱にはめ込み、大谷選手の母校の姉体小と水沢南中などに寄贈する計画で、イベント用を含む5個を同下旬までに作る。

 同会館では、大谷選手の直筆サイン入りユニホームやグローブ、バットなども展示。多くの人に見てもらうため5月14日まで入館無料にする。