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コラム 記者ワープロ

釈迦如来慈愛のまなざし 正法寺で彫刻展 一関の京仏師石川さん

(5/1)

彫り上げた釈迦三尊仏を来場者に解説する石川さん

 一関市大東町渋民の京仏師石川昇明(本名完二)さん(57)の仏像彫刻展は、奥州市水沢区黒石町の正法寺で開かれ、曹洞宗本尊の釈迦(しゃか)三尊仏など見応えのある作品が鑑賞者の関心を集めている。7日まで。

 彫刻展は、同寺の仏像を修復していた石川さんが昨年に続いて開催。釈迦三尊仏と如意輪観音菩薩(ぼさつ)の新作4体に、弁財天や子安観音、東日本大震災津波で被災した陸前高田市の高田松原の松を彫り上げた地蔵菩薩など10体を並べた。

 カナダヒバ材を用いた釈迦三尊仏のうち、中央の釈迦如来は台座から光背の先まで約1・7メートルある坐像。向かって右に獅子に乗った文殊菩薩、左に白象に乗った普賢菩薩を配す。宮城県気仙沼市唐桑町の地福寺に今秋納品する予定。

 昨夏前から作り始め、仏体は年末までに完成させて京都府の専門家に彩色を依頼。淡彩色金泥仕上げで薄い色合いをまとった。台座は制作途中で完成まであと2カ月ほどかかる見込み。

 石川さんは「人間と違って仏様は左右対称。左右のバランスを常に考えながら作る。毎日拝んでもらうものなので特に目の部分は吟味して彫る。それ以外は何も考えず一刀一刀彫り進めるだけ」と話す。

 期間中、午前10時~午後4時30分に公開。石川さんは大半の午後は来場する予定。連絡は石川さん=090(9636)8837=へ。