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コラム 記者ワープロ

前沢に新工場建設 五和製作所 奥州市と立地調印 来年8月操業へ

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立地調印式で協定書を交わす(左から)小沢市長、安藤社長、戸館室長

 自動車部品塗装業の五和製作所(本社愛知県豊田市、資本金2000万円、安藤尚司代表取締役社長)と奥州市の企業立地調印式は15日、市役所で行われた。同社は前沢区字五合田の本杉工業団地に約4億円を投じて新工場を建設。東北への進出は初めて。2018年8月をめどに操業を開始する。地元からの雇用を操業時は25人、将来的に100人程度まで増やす方針。

 同社は1973年に上田塗装工業として創業、84年に五和製作所に組織変更。愛知県と福岡県、米国に五つの工場があり、オイルタンクやマフラー、トランスケース、サスペンションなど自動車部品の塗装を主としている。本杉工業団地への工場建設は、主要取引先の自動車部品製造企業とアクセスしやすい交通事情と、トヨタ自動車東日本岩手工場(金ケ崎町)とも近い位置にあるほか、周辺に住宅やショッピングセンターなどの住環境も優れている点で選んだ。

 同社が取得した敷地面積は7793・57平方メートルで、工場は鉄骨造り平屋建て、床面積約1400平方メートル。計画では防錆性に優れた塗装技術「カチオン電着塗装」を行い、東北の自動車関連企業との取引拡大、部品の現地調達率の向上を目標としている。

 新工場は8月着工、来年3月完成、同年8月までの操業を目指す。従業員は操業時に同社転属5人と地元採用25人を合わせ30人を予定。将来的には工場の増築も計画しており、地元採用者を80~100人に増員する。地元採用者に工場の経営を任せるため幹部候補生を育成する考え。

 調印式では安藤社長と小沢昌記市長が立地協定書に署名した後、県ものづくり自動車産業振興室の戸館弘幸室長を交えて握手をした。安藤社長は「東北工場設立前ながら既に塗装の引き合いを受けており、非常にありがたい。自動車部品を預かり塗装を施してから戻すという往復が必要な業務なので、立地的に大変恵まれた場所を提供してもらった。人材を養成し事業を発展させていきたい」と決意を述べた。

 小沢市長は「前沢に立地いただくことは光栄であり感謝申し上げたい。今後も支援していきたい」と語った。