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コラム 記者ワープロ

全国初出土 女乗物も 水沢 留守家墓所副葬品を公開

(5/20)

全国で初めて出土した女乗物などを公開している大安寺留守家墓所副葬品展

 奥州市の大安寺留守家墓所副葬品展(市教育委員会など主催)は、同市水沢区字吉小路の市武家住宅資料館で開かれている。全国で初めて墓所から出土した女乗物(おんなのりもの)(=かご)の金具部材などを展示公開している。6月18日まで。

 かごは、同区字東町の大安寺本堂改修に伴う墓所改葬に合わせた市教委の2009年調査で出土した。6代村利の妻千重が使った乗り物と分かり、16年度に弘前大人文社会科学部文化財論研究室が保存処理した。

 水沢歴史回廊企画展として開催中の同展では、金メッキが施された金具やびょうなどかごに用いられた銅製品をかごの形に並べたほか、くし、鏡、百人一首、すずり、急須など19種類、約50点を展示した。

 かごは、国内に10基ほどしか現存しない「天鵞絨(てんがじゅう)(=ビロード)巻女乗物」で、身分によって6段階あるランクの上から3番目で小国大名などの夫人用。1男1女をもうけながら嫁いでわずか3年で病死した千重の死を悼み、埋めたとみられている。

 留守家略系図や千重の墓の調査状況などのパネル、両家の仙台屋敷があった仙台城下(仙台市)の目抜き通りを華やかに進んだとみられる婚礼行列の推定ルート図、紙で作ったかごのミニ模型も展示している。

 佐々木慎一郎同資料館長は「身近な場所から発見された歴史的にも重要な資料を見て留守城下を再認識してもらえれば」と話している。来月3日午前11時から学芸調査員による展示説明がある。

 入館無料。開館時間は午前9時~午後4時30分。月曜日休館。