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コラム 記者ワープロ

発掘資料に見る胆沢城 市内4会場

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奥州市牛の博物館で開かれている巡回展。胆沢城関連の資料や2016年度の発掘調査成果などを紹介している

牛の博物館皮切りに巡回展

 【奥州】巡回展「発掘された奥州市展2017-胆沢城の終焉(しゅうえん)と最新の発掘成果-」は、同市前沢区字南陣場の市牛の博物館で18日まで開かれている。胆沢城跡(同市水沢区)に関連する資料や2016年度の市内発掘調査内容を紹介し、郷土の歴史文化を発信している。展示は8月までの期間に市内3施設でも行われる。

 市教委と市埋蔵文化財調査センター、えさし郷土文化館が主催。胆沢城関連では、平安期の東北支配の拠点となった胆沢城が国の役所として役割を終えた時期の様相を示す資料を公開。9世紀後半から11世紀周辺の市の平安時代を特徴付ける遺跡などをパネルや出土品で紹介している。

 役所の実務を行っていた東方官衙(かんが)の南端の井戸跡から出土し、給食センターの役割を持つ場所だったことを示す「厨(くりや)」の文字が入った墨書土器、落合Ⅱ遺跡(同市江刺区)から出土した大量の墨書土器など167点が集められ、同館は「この時代の胆沢城と周辺集落に絞って資料を見ていただける貴重な機会」と来場を呼び掛けている。

 一方、16年度発掘調査に関しては杉の堂(同市水沢区)、小十文字(同市胆沢区)、大日前(同市江刺区)などの遺跡について、出土内容を61点の資料と併せて紹介している。

 期間中の10日は、関連行事として「学芸員とっておきの雑談」を午後2時から開催。えさし郷土文化館の野坂晃平係長が話題提供者となり、ゲストに市教委歴史遺産課の高橋千晶上席主任学芸員、市埋蔵文化財調査センターの遠藤栄一専門調査員を迎えて「胆沢城の終焉」をテーマに語る。参加無料で事前申し込みも不要。

 今後の巡回展の日程、会場は次の通り。

 ▽23日~7月3日=市埋蔵文化財調査センター▽7月8~23日=えさし郷土文化館▽7月29日~8月20日=胆沢郷土資料館