奥州・金ケ崎

橋桁は「利休鼠」色に 国道397号新小谷木橋 デザイン検討委決定【奥州】

新小谷木橋(仮称)の桁色を最終候補案5色(写真上部中央が利休鼠)から決めた詳細デザイン検討委

 一般国道397号(仮称)新小谷木橋詳細デザイン検討委員会(委員長・南正昭岩手大理工学部教授)は27日、小谷木橋が架かる奥州市水沢区羽田町の北上川河川敷で開かれ、橋桁の色彩を選定した。最終候補案とした緑色系5色から緑色がかった灰色の「利休鼠(りきゅうねず)」を全会一致で決めた。県は新小谷木橋を当初の計画より2年前倒しして2020年度の利用開始を目指して整備を進める。

 3回目の同日は、有識者や住民代表らの委員15人、県南広域振興局土木部の担当者ら約30人が出席した。

 橋桁の色彩については過去2回の会合で、新橋の基本コンセプト「河川空間および遠方の山並みの風景と調和した橋」に合致する色で、橋に設ける照明や周囲の景観になじむために明度、彩度両面を考慮した結果、緑色系7色から「日本の伝統色」の緑色系5色(老竹色、裏葉色、利休鼠、灰緑、千草鼠)に絞って最終候補案とした。

 同日の検討委は、現橋の欄干(らんかん)に5色のサンプルが掲示され、委員が色の違いを比べた。委員の専門的見地や意見などを踏まえ、新橋にふさわしい色として「利休鼠」を選定した。

 選定理由は▽新橋の基本コンセプトに合致する▽上部工の防護柵や照明の色をダークグレーとするため、橋桁とのコントラストが映える▽彩度を低くした色のため色落ちなどが少なくメンテナンスの面で効果的-などを挙げた。委員の佐藤建樹羽田地区新橋架橋期成同盟会長は「利休という字が茶を連想させ、南部鉄器の奥州市にふさわしいと感じた」と話した。

 新橋付属物の色彩のデザイン案については、前回までに道路付属物は、奥州市を代表する伝統産業の南部鉄器をイメージするダークグレーで統一し、橋上に設けるバルコニーの一部には南部鉄器特有のアラレ模様のデザインを採用することを決定。同日は照明は周囲の景観を阻害しない程度の本数とし、通学路となるために安全性を考慮して歩道に設置する案について話し合った。

 検討委は協議事項がまとまったため今回で終了。今後は19、20年度の2カ年で同市水沢区常盤、羽田両地区の振興会などとバルコニーや羽田町側に整備する橋詰広場の詳細構造について検討する予定。

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