一関・平泉

平泉・達谷西光寺庫裏 丸葺きで屋根修復

達谷西光寺庫裏の茅葺屋根修復工事で仕上げ面を突きならす職人

 平泉町の達谷西光寺(達谷窟敬祐別当)で、6月末まで庫裏の茅葺(かやぶ)き屋根の修復工事行われている。「丸葺き」という工法で屋根の半分を葺き替える。

 庫裏は金堂東側に位置し、同寺によると、建築年代は江戸時代にまでさかのぼり、屋根の本格的な修復は20数年ぶり。

 工事は熊谷産業(本社宮城県石巻市、熊谷秋雄社長)に依頼し、入り母屋の腐朽が著しい北側と西側を修復。軒付けの部分はそのまま使い、部分ごとに茅を取り外しては既存の良材と新材を混ぜて葺き替えを繰り返す「丸葺き」で進められている。

 修復する屋根の面積は100平方メートルを超え、約600束(1束2尺締め)の新材を使用。27日には、職人が雁木(がんぎ)と呼ばれる道具で屋根の表面を突きならし、何度も確認しながら形良く仕上げていた。

 同寺では数年をかけて庫裏の茅葺き屋根を修理する予定。「近年は職人も少なくなり、技術が失われていくことが懸念される。茅葺き屋根を残すことで伝統技術を後世に継承していければ」と話している。

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