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作業服おしゃれに いわて農業ユニフォーム 来月末まで注文受け付け【岩手】

県主催行事の会場入り口に展示された「いわて農業ユニフォーム」

 県はファッションを学ぶ若者や県北地域のアパレル業者、若手農業者らの協力で製作した「いわて農業ユニフォーム」の注文販売を行う。作業服として高い機能性を持ち、イベントのユニホームとしても着用できるデザインで、8月31日まで注文を受け付ける。受注生産のため県内各広域振興局で受注会も開催し、サンプルの展示を行う。

 ユニホームは県北地域を中心に集積している縫製事業者の認知度向上と地元産の衣類を地元で着用する「いわて地産地着プロジェクト」として県が2016年度試作したもので、学校法人文化学園が運営する文化ファッション大学院大学(東京都)の院生がデザインを提案。県農村青年クラブ連絡協議会のメンバーが候補の中からデザインを選考し、ユニホームの製造・販売を手掛けるミドリ安全の系列会社ミドリ久慈衣料(久慈市)が試作品を製作。1月に発表会を開いて披露した。

 注文販売向けとして改良を加えたユニホームはブルゾンとウエストポーチ、パンツの3点セットで、価格は1万9800円から(税込み)。追加の場合は単品注文も受け付ける。ブルゾンに立体裁断を採用して着心地と腕の動きやすさを追求するなど機能性やデザインの面でさまざまな工夫を凝らしている。カラーはカーキグリーンとベージュの2色でパンツは機能別に2タイプがある。

 注文は10日から県産業経済交流課と各広域振興局経営企画部、各農業改良普及センターで受け付けを始めた。納品は12月中旬を予定している。受注生産となることからサンプルを確認して注文してもらえるようにと各広域振興局で受注会を開催している。日程は盛岡が8月7~31日、県南と沿岸が10日~8月10日、県北が18日~8月4日。

 県産業経済交流課では「広域振興局などでも展示を行うほか、農業改良普及センターに依頼するなどして農業者への周知に努めたい」としている。「いわて農業ユニフォーム」の問い合わせは同課=019(629)5536=へ。

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