奥州・金ケ崎

声出しのポイント学ぶ 演劇のプロが指導 前沢高JRC【奥州】

大きな声を出すための呼吸法などを練習する前沢高JRC同好会

 県立前沢高校JRC同好会(國分結那部長、部員11人)は12日、奥州市水沢区の市文化会館で22日開かれる第8回「Zホール手づくり紙しばいまつり」への出演を前に、同館演劇プロデューサー高橋瑛子さん(同区)から指導を受けた。参加した10人は大きな声を出す方法や、相手に印象付けるための読み方のポイントを熱心に学んだ。

 指導はイベントを主催する市文化振興財団により行われ、2016年に続いて2度目。前沢区の同校を訪れた高橋さんは「大きい声を出す時に大事なのは呼吸法」と語り、実演を交えて声を出すための練習法を指南し、部員たちが繰り返し行いながら体にしっかりと覚え込ませた。

 また、発音やアクセントでは「大事なところで(音を)上げると印象が強く伝わる」などと要点を指摘し、一緒に練習。「ああしよう、こうしようと努力し始めると声も大きくなるし、どんどん良くなる」などと助言した。

 同まつりは午前10時から正午まで実施。胆江地区の読み聞かせや朗読グループなどによる紙芝居作品が上演される。入場無料。

 同校JRC同好会の参加は3回目で、地元に伝わる話を題材に、同校美術部が制作した紙芝居「なっとうのゆらい」を披露する。國分部長(2年)は「アクセントの付け方などさすがプロだと思った。学んだことを生かし、部員それぞれの個性で、役に成り切って読むことができるようにしたい」と意気込んでいた。

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