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シード校順当勝ち 夏の高校野球岩手大会 前半戦

熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権岩手大会。甲子園出場を懸け、後半戦はさらに熱を帯びる=11日、県営球場

 第99回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は、前半の1~3回戦を終えて16強が出そろった。7日の開幕から天候に恵まれ、予定通りに日程を消化。甲子園切符を懸けた激闘は、いよいよ後半戦へ突入する。

 シード8校は全て初戦を突破し、うち7校が4回戦へ進出。公立校も含めた実力校が順当に勝ち上がる一方、3回戦でシード花巻東が盛岡中央に、専大北上が初戦で黒沢尻工に敗れるなど例年上位に進出している私立強豪校が早々と姿を消す波乱もあった。

 今春の選抜大会8強で優勝候補筆頭の盛岡大附は、2試合で23得点と前評判通りの強さを見せる。今年は投手陣のこまもそろい、3季連続甲子園出場へ隙がない。

 昨夏準優勝の一関学院は、ノーシードながら危なげなく勝ち進んでいる。伝統の堅守は健在で、2戦ともコールド勝ちで突破するなど高い攻撃力もうかがわせる。

 公立勢は春県準優勝の久慈、同3位大船渡東、黒沢尻工、宮古、盛岡三が投打で実力を発揮。専大北上を下して勢いに乗る黒沢尻工は好投手の主戦岩崎颯人(3年)を温存しながらも、好調な打線で打ち勝っている。

 シード花巻南は2、3回戦の接戦をくぐり抜け、調子を上げる。大東は巧みな継投策に加え、集中打を集める勝負強さがある。

 胆江勢は水沢一と水沢工、水沢商が残り、悲願の甲子園出場に向けてこれからが正念場。水沢商は部員12人ながらエースを中心にまとまり、23年ぶりの16強入りと快進撃を続ける。

 今大会は好天の影響で連日最高気温が30度以上の真夏日となり、試合途中に足などをつる選手が続出。10日には花巻球場で選手、応援団の生徒ら35人が熱中症とみられる症状で搬送される事態となった。今後は各チームの暑さ対策も、勝利への鍵を握りそうだ。

 4回戦以降も、実力伯仲の熱戦が予想される。強豪私立が今年も連続優勝を果たすか、公立勢が23年ぶりの頂点に立つか。一投一打が明暗を分ける球夏は、さらに熱くなっていく。

学院と盛大附が激突

 【Aブロック】昨夏の決勝と同一カードとなる一関学院と盛岡大附が激突。ともに2戦を2桁安打で勝ち進むなど実力は拮抗(きっこう)。勝者は頂点へ一気に近づきそうだ。花巻南は守備が安定し、競り合いにも強い。水沢一は機動力を生かした攻撃で勝機をうかがう。

 【Bブロック】シード花巻東が早々に姿を消し混戦模様。水沢工、盛岡四は3回戦で2桁得点を記録し、打線が上向き。水沢商は、主戦遠藤那也(2年)を中心とした粘り強い試合運びが持ち味。盛岡中央は、花巻東に完封勝ちして勢いづく。

 【Cブロック】シードの大船渡東と宮古に、花巻北と盛岡三が挑む構図。花巻北は大船渡東打線を最少失点に抑え、主導権を握れるか。宮古と盛岡三の両チームは打線が好調で、乱打戦が予想される。

 【Dブロック】久慈、黒沢尻工のシード校が順当に勝ち上がった。ともに打線が好調で、試合巧者ぶりも光る。花北青雲は遠野との延長戦をサヨナラで制して波に乗る。大東は豊富な投手陣を擁した継投策で、ロースコアゲームに持ち込みたい。

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