磨け 英語対話力 あすまで 県内中高生がキャンプ【花巻】
2017年度「イーハトーブ・イングリッシュ・キャンプ(IEC)」(県教委、県政策地域部主催)は15日、3日間の日程で花巻市北湯口の県総合教育センターで始まった。県内各地から高校生と中学生が参加し、英語によるコミュニケーション能力を高め合っている。
希望郷いわてグローバル人材育成事業の一環で、3年目の取り組み。今回は高校生47人と中学生3人、中国雲南省に派遣される高校生12人が参加した。
初日はウオームアップとして、キャンプ生活で使うあいさつなどの基本的な英語表現を確認したほか、砂漠で人が倒れているなど示された場面で考えられる言葉をチームごとに話し合い、発表した。
「チャレンジ・アクティビティ」の時間では、外国語指導助手9人の各教室にチームごとに出向き、与えられた「ミッション」に挑戦。紙に書かれたバラバラな文章を組み立て、出来上がった文章の指示に従って英単語でしり取りを完成させたり、歌いながら同じ動作をしたりした。
県立花巻北高2年の雫石侑花さんは「積極的に英語でコミュニケーションを取る方法を身に付けたい。北米研修に参加を希望しており、現地ではホームステイしながら家族の在り方や地域づくりについて学んでみたい」と話していた。
今回のIECでは、9チームごとに岩手を紹介する英語のプレゼンテーションに臨む。2日目はプレゼンテーションの内容について話し合い、トピックを決定。最終日にそれぞれ岩手の文化や食べ物、名所などを紹介する。
参加者のうち、高校生10人が北米派遣研修(10月14~29日)に参加。中国雲南省派遣研修は10月26日~11月4日に予定されている。
11月23~25日には秋IECが同センターで開かれる。