一関・平泉

鹿踊り継承に誇り 来春開所・民俗資料等公開施設 大東高部員 パネル作成へ歴史学習【一関】

及川さん(左)から鹿踊りの歴史や系統について学ぶ大東高鹿踊り部の部員

 一関市大東町の県立大東高校(佐藤文也校長、生徒357人)の鹿(しし)踊り部を対象にしたワークショップ「鹿踊りを学ぶ」は20日、同校で開かれた。市が来春開所を予定する民俗資料等公開施設(仮称)の整備に向けて、部員16人が鹿踊りの歴史や系統などに理解を深めた。

 同施設は、旧渋民小学校校舎を活用し、市内の市民センターや旧小学校など17カ所に収蔵している資料を展示する。このうち「市の民俗芸能・鹿踊り」のパネル作成に、日ごろから民俗芸能の継承に取り組んでいる生徒の力を生かそうと、ワークショップが企画された。

 同町渋民出身で、東北民俗の会会員の及川宏幸さん(54)=宮城県東松島市=が講師を務め、一関市に伝わる鹿踊りは東日本一帯に伝わる鹿踊りの中でも珍しく、長いササラを背負い8人で踊るのは旧仙台藩領北域にしか存在しないことを解説。

 幾つかの流派、系統を挙げ「行山流大原山口系の本家本元を受け継ぐのは大東の小沼鹿踊り、そして小沼から教えを受けている大東高鹿踊り部なので、胸を張って頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 同部の菊池希望部長(3年)は「今までなんとなく理解していた鹿踊りの歴史について、きちんと学ぶことができた。伝承をなくさないためにこれからも頑張っていきたい」と語った。

 市教委文化財課の佐藤武生課長は「今回教わったことを基礎にして、生徒自身の手で鹿踊りの紹介パネルを作ってもらえれば」と期待していた。

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