奥州・金ケ崎

約2万冊から宝探し 30日まで えさし大古本市【奥州】

文芸書や雑誌、漫画など約2万冊が会場に並ぶ「奥州えさし大古本市」

 第5回奥州えさし大古本市は22日、奥州市江刺区大通りの江刺体育文化会館ささらホールで始まった。奥州、一関、花巻、盛岡の4市4書店の文芸書や雑誌、漫画などの古書約2万冊がホール内に並び、掘り出し物を求めて多くの人たちが足を運んでいる。30日まで。

 会場には小説や郷土史関連書籍、古文書から、鉄道、航空、音楽、アニメといったレジャー・ホビー関係の専門誌、懐かしい人気作品が掲載された漫画雑誌など多種多様な冊子を1冊100円から販売。全集など貴重な物のほか、レコード、ポスター、サイン色紙などもあり、初日から読書愛好家らが来場し、目に留まった本を次々と買い求めていた。

 大古本市は、同区に古本を扱う書店がなく、古書に触れる機会が少ない地域のため、読書推進や文化振興の一環として、NPO法人いわてルネッサンス・アカデミアと出店業者による奥州えさし大古本まつり実行委員会の主催で、年1回実施している。

 開催時間は午前10時~午後5時。同ホールは月曜休館だが、24日は開館する。実行委では「古本の山からのお宝探しを体験してもらいながら、地域の読書文化振興にもつながれば」と語っている。

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