花巻

急傾斜も何のその 市農振対策本部が実演 除草ロボで省力化へ【花巻】

急傾斜地の草刈り作業の省力化を目指して行われた除草ロボットの実演会

 花巻市農業振興対策本部(本部長・上田東一市長)は27日、除草ロボットの農作業実演会を同市東和町町井の圃場(ほじょう)で開いた。急傾斜地の畦畔で無線操作除草ロボットによる草刈り作業を行い、重労働となっている農作業の省力化をアピールした。

 2017年度「ICT・ロボット技術を活用した農業生産革新実証事業」の一環。実用化が始まっているICT(情報通信技術)やロボット技術を導入したスマート農業による農業生産の低コスト化、省力化、高品質化の効果を具体的に検証し、技術の定着を図るのが狙い。

 農事組合法人「町井アグリフレンド・ファーム」(薄衣利幸代表理事組合長)の圃場が会場で、生産者をはじめ市や農協、県、土地改良区などから約50人が参加。みちのくクボタが、ウインチ使用の場合は最大斜度55度で使用でき、1時間当たり約70アールの作業能力がある除草ロボットを無線操作し、急傾斜地ののり面での除草作業を実演した。

 参加者は、刈り取りができる雑草の高さや段差があるのり面での作業、ロボットの価格などについて質問しながら新しい技術の導入を模索していた。薄衣組合長(73)は「将来的には機械化を進めていくことで、地域の農業を守っていきたい」と話していた。

 同事業では、全地球測位システム(GPS)によるガイダンス・自動操舵システムのトラクターで耕起や種まきなどを行う大豆栽培の低コスト・省力化技術の実証、水稲の収穫時に糖度や水分量などを自動集計できる収量コンバインと、自動的に水田の水位をチェックする水田センサによる生産技術の実証も計画。18年度は、これら技術の現地での普及に向けた情報発信などが予定されている。

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