奥州・金ケ崎

名作歌劇に市民パワー Zホール25周年「ラ・ボエーム」 地元合唱団ら熱演【奥州】

合唱団、高校吹奏楽部、オーケストラなど合わせ200人を超える市民らがソリストと感動の舞台をつくり上げたZホール開館25周年記念事業オペラ「ラ・ボエーム」(第2幕より)

 奥州市文化会館(Zホール)開館25周年記念事業のオペラ「ラ・ボエーム」は30日、同市水沢区佐倉河のZホールで上演された。本県出身のソリストをはじめ、市民中心の合唱団、劇団員らが共に舞台に立ち、芸術家を目指す若者4人の青春と、薄命の女性との純愛が描かれた歌劇の名作を熱演。約1100人の観客がソリストと市民が一体となった感動的なステージを堪能した。

 ラ・ボエーム公演は、Zホールを運営する市文化振興財団(菅原義子理事長)が主催。公演プロデューサーは藤原歌劇団合唱部名誉指揮者の及川貢さん、主役はテノール歌手の福井敬さんの同市出身者2人が務めたほか、ソプラノ歌手の野田ヒロ子さん(盛岡市出身)、バリトン歌手の須藤慎吾さん(和歌山県出身)らのソリストが顔をそろえた。

 作曲者プッチーニの代表作に数えられるラ・ボエームは、19世紀のパリを舞台にした青春群像劇(全4幕)。詩人ロドルフォら芸術家を夢見る若者4人の友情と、ロドルフォとお針子のミミの純愛と別れが描かれた。

 福井さん、野田さんらのソリストのほか、市民中心のZホール開館25周年記念合唱団、Zホール児童合唱団、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ(川崎市)、水沢、岩谷堂、水沢一の3高吹奏楽部ら総勢210人が共演し、感動のステージをつくり上げた。

 同市でのオペラ出演が2012年8月のZホール20周年事業「椿姫」以来となる福井さんは、「合唱団の一人ひとりが役に成り切って生き生きしていた。市民の方々のパワーを感じた舞台となった。存分に楽しませてもらった」と笑顔で振り返った。

 総合プロデュースを担当した及川さんは「昨年暮れから始動し、7カ月で素晴らしい舞台をつくり上げることができ感動している。感謝の気持ちでいっぱい」と成功を喜んだ。

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