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黒基調に高級感 「金色の風」米袋デザイン決まる【岩手】

「金色の風」米袋のデザインを手にする(右から)菊池社長、紺野部長、畠山本部長

 県内最大手の米の卸売業者・純情米いわて(菊池勝代表取締役社長)は31日、2017年秋に市場デビューする県産オリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」の米袋のデザインを盛岡市内で披露した。10月8日に盛岡市で行われるデビューイベントを皮切りに県内で順次販売される予定。関係者は高級感あふれる仕上がりを喜び、販売の“追い風”になるようにと期待した。

 菊池社長と全農県本部の畠山俊彰本部長が県庁を訪れ、紺野由夫農林水産部長ら県関係者に報告した。

 米袋のデザインは、黒を基調に金色の風のロゴマークを際立たせたほか、上下に金色のグラデーションを施し、両端に和紙柄を用いることで高級感を演出した。2キロと5キロの袋を基本に製作する。

 菊池社長は「県が全国に誇れる最高級品種として力を込めて作ってきた米。県内をはじめ全国にもこのデザインを周知し、収穫後はこのデザインを基本にした米袋が全国の棚に並ぶことを期待する。全国のトップクラスに入るよう頑張って売りたい」と意欲を示した。

 これに対し紺野部長は「金と黒を基調に最高級で贅沢(ぜいたく)なイメージが余すところなく表現され、業界に新風を巻き込むような躍動感があり素晴らしいデザイン」とパッケージの出来栄えに太鼓判を押し、「順調に生育している『金色の風』の栽培管理を徹底し、全国最高水準の食味を実現してブランド化に取り組みたい」と力を込めた。

 「金色の風」は本県産米の最高級新品種で、今年は県南部を中心に約100ヘクタール作付けされ、約500トンの収穫が見込まれている。

 

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