水辺に涼求め 東北地方梅雨明け【岩手】
仙台管区気象台は2日、東北地方が梅雨明けしたとみられると発表した。東北北部の梅雨明けは平年より5日、前年より4日遅い。
盛岡地方気象台によると、7月下旬に日本付近に気圧の谷場が続き東北地方が低気圧や前線の影響を受けやすい状況で、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが平年より弱かったことから梅雨明けがずれ込んだという。
2日の県内は高気圧に覆われ、青空が広がった。主な県南地方の最高気温は花巻29・1度、大迫28・8度、北上29・2度、湯田27・8度、江刺29・6度、若柳28・2度。
北上市北鬼柳のえづりこ古墳公園の水場では、子供たちが水遊びを楽しんだ。清水凜さん(江釣子小学校4年)は「冷たくて気持ちいい」と弟2人と大はしゃぎ。父孝彦さん(40)は「(九州北部や秋田などで)水害が多かったので、これからは大雨や台風が来なければ」と願っていた。
同気象台によると、県内は向こう1週間、高気圧に覆われて晴れる日が多くなる見込み。