一関・平泉

“本寺中魂”躍動 生徒、卒業生が神楽披露【一関】

躍動感いっぱいの鶏舞を披露する本寺中の生徒と卒業生=JR一ノ関駅西口

 2017年度で閉校する一関市厳美町の本寺中学校(金野勝紀校長、生徒14人)の全校生徒と卒業生有志は5日、一関市大町の一関夏まつり会場とJR一ノ関駅西口前で鶏舞「本寺中学校神楽」を披露した。躍動感たっぷりの演舞で、まつりの見物客や駅利用者らに地域の伝統芸能の魅力を発信した。

 本寺中学校神楽は、本寺地区内の3団体を合わせて1989年度から全校生徒が独自の鶏舞に取り組んでいる。閉校後を見据え、佐藤ひろのさん(31)を代表とする6人が「本寺中学校卒業生による鶏舞を愛する会」を7月に結成し、継承に向けて活動している。

 同日は一関夏まつりの「郷土芸能まつり」に単独で出演。全校生徒に加え、愛する会のメンバーら10~40代の卒業生9人が、かぶとや衣装を身に着けて踊った。鈴や色とりどりの布が付いた錫杖(しゃくじょう)を手に、太鼓の音に合わせて約15分にわたり迫力満点の演舞を見せた。

 佐藤聖真君(3年)は「本寺中最後の卒業生として踊ることができて誇りに思う」、神楽創設時に1年生だった佐藤郁美さん(40)は「太鼓が鳴ると勝手に踊ってしまうほど鶏舞が染み付いている」と笑顔。会場で見守った同校OBの佐々木芳明さん(66)は「若い人たちがよくやってくれて頼もしい。学校統合後も本寺魂を忘れないでほしい」と願った。

 卒業生有志は同日、「錦町フェス」でも本寺中学校神楽を披露した。愛する会代表の佐藤さんは「閉校後も神楽を続けるためのステップになった」と達成感をにじませた。

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