一関・平泉

リンドウ出荷盛ん 市内農家 お盆控え選花作業【一関】

お盆に向けて最盛期を迎えているリンドウの選花作業=一関市弥栄、いやさか農園

 お盆に向け、仏花などとして需要の高いリンドウの出荷が一関地方で最盛期を迎えている。一関市弥栄のいやさか農園(小野寺泰男代表取締役社長)では、従業員らが見頃の花を顧客に届けようと作業に励んでいる。

 同農園は2・2ヘクタールの畑で13品種、約10万株のリンドウを栽培しており、年間出荷量は40万本に上る。従業員や役員、パートで栽培管理から出荷までの工程を分担し、インターネットのホームページを通じた独自販売に向けても準備している。

 JAいわて平泉管内では同農園だけで生産している品種「パステルベル」など、作業場は美しい青紫色の花で埋め尽くされている。7日も従業員らが花の色づきや茎の曲がりなどを確かめて出荷規格別に選花し、下葉を取って束ね、箱詰めまで手際よく進めていた。

 同JA花き部会りんどう専門部長でもある小野寺社長(67)は「今年は天候に恵まれて病気もなく生育し、花の咲く時期も出荷にちょうど良かった。お客さんに喜んでもらえるよう、みんなで良質な花をたくさん出荷したい」と話していた。

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