一関・平泉

快音、選手に続け トヨタソフトボール教室 高い技術を吸収【一関】

トヨタ自動車ソフトボール教室でティー打撃に励む参加者

 一関市ソフトボール協会主催の市体育協会選手強化事業「トヨタ自動車ソフトボール教室」は7日、同市萩荘の一関運動公園で開かれた。市内の小中高生がトップレベルの技術を学び、レベルアップを目指した。

 同教室はソフトボール技術向上と全国に通用するチームを育成しようと毎年開催され、今回はスポーツ少年団8チームをはじめ、中学、高校のソフトボール部から約150人が参加。2016年の日本女子ソフトボールリーグ1部で優勝したトヨタ自動車レッドテリアーズの選手らが指導した。

 教室は午前が小中高生、午後が指導者と高校生に分けて行われた。このうち午前の部は、キャッチボールと守備の基本を学習。打撃練習では、選手たちがティー打撃で正しいスイングの手本を示した。打球が外野手の頭上を軽々と越すと、参加者から感嘆の声が上がった。

 続いて選手にトスを上げてもらい、参加者もティー打撃に挑戦。「ボールをよく見て」「スイングを平行にして、力まずに」などのアドバイスに耳を傾けながら、グラウンドに快音を響かせていた。

 終了後にはレッドテリアーズから、グッズが参加者にプレゼントされた。千厩ソフトボールスポーツ少年団で内野手の藤野心寧さん(奥玉小6年)は「腰を低くしてボールを捕ることや、グラブを立てるようにして構えれば安定することが分かった」と充実した表情を見せていた。

 同協会の千葉幸男会長は「みんな笑顔で、楽しみながらプレーしていて良かった。技術はもちろんだが、まずはソフトボールを楽しんでもらうことが一番大事なこと」と話していた。

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