糸紡ぎ/ガラス細工/木工…「てしごと」楽しい 北上・夏油夏休みWSまつり
子供たち、体験に夢中
「夏油てしごと市・夏休みワークショップまつり」(実行委主催)は12日、北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場で開かれ、子供たちが楽しみながらオリジナルのアクセサリーやストラップ作りに挑戦した。13日まで。
ワークショップ(WS)は今年で3回目。同市をはじめ奈良県や東京都、仙台市などからアクセサリー制作やガラス細工、木工品などを手掛ける24団体が参加した。
会場では、出展者が制作したブローチなどの作品を展示販売。それぞれ体験コーナーが設けられ、子供たちはキーホルダーやビー玉を使ったアクセサリー作りに夢中になっていた。
北上市口内町のカルハ染織では、子供たちが羊毛の糸紡ぎを体験。代表の昆野晴香さんが糸車の回し方や、よりを掛けながら羊毛を巻き取る方法を教えた。参加した子供たちは多彩な色に染織された羊毛を選び、糸車のペダルを足で踏みながら糸を紡いでいた。
奥州市の母親の実家に帰省した小学2年生の机地野乃花さん(仙台市)は「難しかったけど、糸になっていくのが楽しかった」と、完成品を見て喜んだ。
実行委の久家早池さんは「出展者の個性豊かな数多くの作品が紹介されている。オリジナル作品を親子で楽しく作っていただきたい」と話している。
13日は午前10時~午後9時にスキー場のゴンドラを運行し、山頂で星空観察も行われる。天候により中止する場合もある。問い合わせは同スキー場=0197(65)9000=へ。