一関・平泉
賢治詩碑が結んだ縁―建立７０年事業記録 東山・実行委 記念誌、ＤＶＤを製作【一関】
一関市東山町の宮沢賢治詩碑「まづもろともに」建立70年記念事業実行委員会（山崎司朗実行委員長）は、６月に開催した事業「賢治とともに 詩と音楽の世界へ」の内容をまとめた記念誌を発刊した。詩人谷川俊太郎さん、音楽家賢作さん親子による対談などを詳細に伝えている。実行委では「賢治詩碑の結んだ縁と、感動のステージの様子を知ってほしい」としている。
事業は東山賢治の会と町内観光関係者らで組織し、いちのせき元気な地域づくり事業を活用して開催。俊太郎さんの父で哲学者の谷川徹三が詩碑を揮毫（きごう）した縁で、俊太郎さんと賢作さんを招待した。
記念誌はＡ４判、30ページ。俊太郎さんと賢作さんによる父、祖父である徹三についての対談や、俊太郎さんの朗読と賢作さんのピアノによるステージ、賢治詩碑や東山小学校を巡った賢作さんのフォトアルバムなどを収録した。
１２０部を印刷し、協力企業、来賓、登壇者などに84部を配布。一般閲覧用に東山町内の３市民センターと図書館、一関図書館に寄贈した。
また、一関ケーブルネットワークの協力で、当日の内容を映像で記録したＤＶＤも製作。市政便り版（12分）と完全版（１１５分）の２種類で東山図書館に収蔵している。
問い合わせは実行委事務局の石と賢治のミュージアム＝０１９１（４７）３６５５＝まで。
