高校軟式野球選手権 優勝目指し闘志 専北 5年ぶり全国へ【北上】
兵庫県で24日に開幕する第62回全国高校軟式野球選手権大会に北東北代表として専大北上が出場する。5年ぶり5度目の出場で、チームは優勝を目指し最終調整に余念がない。
専大北上は4校が出場した7月の北東北大会初戦で、むつ工(青森)に7―1で快勝。決勝では秋田商(秋田)を延長十回、4―3で破り全国切符を手にした。
チームは昨秋と今春の東北地区大会でともに準決勝で敗退した悔しさをばねに練習を強化。昨年の岩手国体に出場した経験も生かし、攻守にレベルを上げてきた。
投手陣はいずれも最速133キロの2枚看板。主戦菅原瑠生投手(3年)は制球が良く、伸びのある直球と多彩な変化球が持ち味。「全国大会でも試合をつくる」と意気込む。菊池友投手(2年)は切れのある変化球が武器で「やってきたことを全て出し切る」と闘志を燃やす。
打線は活発で、北東北大会で3点本塁打を放つなど高打率をマークした1番杉澤七星内野手(3年)は「自分が塁に出れば点が入る」と自信をのぞかせる。
開幕が近づく中、チームは強豪校と練習試合を行う一方、想定される暑さに体を慣らそうとグラウンドコートを着て練習するなどコンディションの維持にも努めている。
全国大会には16校が出場。専大北上の過去最高成績はベスト8。25日に姫路市のウインク球場で迎える初戦ではPL学園(大阪)と激突する。
開会式で選手宣誓を務める小原宏斗主将(3年)は「投手2人が失点を抑え、持ち前の打線で取れるところで点を取る。今まで通り“打ち勝つ野球”ができれば大丈夫だ」と闘争心をかき立てる。
専北軟式野球部メンバー表
(敬称略、丸数字は背番号)
(敬称略、丸数字は背番号)
位 置 氏 名 学年
①投 手 菅原 瑠生 3
②捕 手 小原 宏斗 3
③一塁手 宮森 優希 2
④二塁手 小原 航大 2
⑤三塁手 菊池 友 2
⑥遊撃手 杉澤 七星 3
⑦左翼手 引木 翔 3
⑧中堅手 濵﨑 正寛 3
⑨右翼手 高田 稔大 2
⑩外野手 小笠原 颯 3
⑪内野手 高田 尚哉 1
⑫捕 手 志村 優綺 1
⑬内野手 菊池 凜 1
⑭外野手 服部 智成 3
⑮外野手 荻野 竜樹 3
⑯外野手 佐々木唯楓 1