北上・西和賀

白熱プレーに沸く グルージャ 北上で初ホーム戦

北上市初のJリーグ公式試合となったJ3・グルージャ盛岡対ガンバ大阪U―23戦

 サッカーJリーグ3部(J3)の第19節グルージャ盛岡対ガンバ大阪U―23戦は20日、北上市相去町の北上陸上競技場で行われた。同市で初開催のJリーグ公式戦。グルージャは0―2で敗れたものの、エキサイティングなプレーで会場を沸かせた。

 グルージャはこれまで盛岡市が活動拠点だったが、本県にプロスポーツ文化の定着を図るべく、今季は県内各地で公式戦や親善試合を展開中。この一環で6月に北上市をホームタウンに加え、初の公式戦が実現した。

 同日は3590人が来場。キックインセレモニーでは、髙橋敏彦市長と同市出身で元国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東選手らがボールをつないだ。

 グルージャは前半に2失点。相手を上回るシュート10本を放ったが、後半も再三の得点機を逃した。順位は17チーム中16位となり、菊池利三監督は「もっとエネルギッシュに勝ちにいくところを出せたはず。これから来てくれる人のため、内容が良く勝てるサッカーを追求する」と反省した。

 市外からも多くの観客が訪れ、田代謙真君(遠野小学校5年)は「初めてグルージャの試合を見た。負けたがゴールキーパーが最後まで声を張り上げていた」とピッチに熱い視線を送っていた。

 会場では岩手のプロスポーツと連携し多彩なイベントを催した。八重樫選手らによるミット打ちと、バスケットボールの岩手ビッグブルズに所属するチアによるダンスの体験イベントを開催。釜石シーウェイブスRFCによるラグビー教室も開かれた。

 来季以降も盛岡市以外で公式戦を行う方針。

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