一関・平泉

太陽光発電所完成 SF平泉 出力13メガワット 3060世帯分の電力消費量

テープカットをしてSF平泉太陽光発電所の完成を祝う渡辺部長(左から3人目)ら関係者
黄金沢土取場跡地に建設されたSF平泉太陽光発電所

 太陽電池生産販売大手のソーラーフロンティア(東京都港区、平野敦彦代表取締役社長)が一関市と平泉町にまたがる黄金沢土取場跡地に建設を進めていたメガソーラー発電所「SF平泉太陽光発電所」が完成し、運転を開始した。出力規模は約13・1メガワットで、年間発電量は一般家庭3060世帯分の年間電力消費量に相当する約1412万キロワット時を見込む。21日に現地で竣工(しゅんこう)式を行い、テープカットで完成を祝った。

 建設地は、町と山目生産森林組合が所有する国土交通省直轄事業一関遊水地事業築堤工事の土取り場跡地約30ヘクタール。同社がこれを借り受け、平地の約18・5ヘクタールに7万9200枚の太陽電池パネルを設置した。

 太陽電池パネルには、設置容量当たりの実発電量が高く、積雪時の雪の滑りの良さ、世界遺産を有する同町の景観を損なわない黒色系の同社製CIS太陽電池を採用。2016年5月に着工し、設計・施工は千代田化工建設が担当した。

 ソーラーフロンティアが設立した平泉ソーラーエナジー合同会社が事業を運営し、今年7月16日に運転を始めた。事業期間は20年間で、電力は全て東北電力に売却する。

 竣工式には、関係者約40人が出席。ソーラーフロンティアプロジェクト開発部の渡辺拓郎部長は「東日本大震災の影響のあったこの地に新たなクリーンな再生可能エネルギーの供給拠点を設けられたことを喜ばしく思う。長きにわたるプロジェクトだが、安全・安心でクリーンなエネルギーを供給していきたい」とあいさつした。

 両市町や地権者にとっては、長年の懸案だった土取り場跡地の活用が実現した形となった。同町の青木幸保町長は「世界遺産のまちであると同時に震災の影響があった地域で、環境に配慮した再生可能エネルギーの取り組みを推進することには大きな意義がある。子供たちの学習の場としても活用していきたい」と語った。

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