花巻

予定地から水銀、石綿 花巻・災害公営住宅整備 市、用地取得へ対応検討

有害物質の水銀が検出された花巻市内の災害公営住宅整備予定地。既存建物ではアスベストの使用も判明した

 花巻市内の災害公営住宅整備予定地の土壌から、土壌汚染対策法で定める基準値以上の水銀が検出されていたことが22日、分かった。解体を想定していた敷地内の既存建物でアスベスト(石綿)が使用されていたことも判明。市では、所有者との協議を進めながら、用地の取得に向けて対応を検討している。

 計画では、同市上町と同市仲町に鉄筋コンクリート造りの共同住宅を1棟ずつ整備する。上町は4階建て、延べ床面積890平方メートルで9戸、仲町は3階建て、延べ床面積1460平方メートルで21戸。当初は全体で25戸を予定していたが、入居申し込み状況や資格調査結果を踏まえ、30戸に拡大した。敷地内には集会場なども設ける。入居は2019年4月開始の見通しだ。

 用地取得に向け、市は自主的に4~7月にかけて地歴調査やボーリングによる試料採取、土壌汚染の詳細調査を実施。この結果、仲町の用地にある既存建物の南端の一部で基準値を超える水銀が検出された。かつて保健所があったとの調査報告から、体温計などに利用された水銀とみられるという。既存建物についても用地取得の協議の中でアスベスト使用が判明した。

 土壌汚染対策やアスベスト処理は所有者の負担が原則だが、所有者からは「想定される土地の鑑定評価額では、解体費と土壌汚染対策費を賄うことができず、負担が大きい」との意向が示されており、市では対応を検討している。市建設部の赤平勝也部長は「市としてはできるだけ所有者に配慮し、遊休地や遊休不動産の解消、街中の活性化につなげたい」としている。

 市によると、総事業費は13億7000万円。このうち用地費は概算で2億4000万円弱を想定している。

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