奥州・金ケ崎

A&T新工場完成 奥州・江刺 医療機器製造 19日に操業開始

完成したエイアンドティー江刺工場の新工場

 医療機器製造業、エイアンドティー(本社横浜市、資本金5億7761万円、三坂成隆代表取締役社長)は1日、奥州市江刺区岩谷堂の江刺中核工業団地内にある江刺工場の新工場竣工(しゅんこう)式を現地で行った。19日に操業を開始して生産体制を順次整え、海外展開の強化に向けた拠点とする。

 既存工場そばに増設する形で整備。式には三坂社長ら役員、来賓、従業員など約110人が出席。神事で無事完成を喜び、順調な操業を祈願した。内覧会後、敷地内に桜を記念植樹した。

 既存工場2棟を含む敷地面積1万4220平方メートル内に完成した新工場は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約7200平方メートル。調製室や分析室、機器組み立て、梱包(こんぽう)エリアなどを備える。2016年10月着工、17年8月末に完成した。総工費は約17億円。

 同社は1978年創業の臨床検査試薬・分析装置製造などの総合技術メーカー。江刺中核工業団地には90年に進出した。従業員352人(他に臨時雇用145人)。

 工場増設は、試薬と分析装置の需要急増に対応。試薬生産を神奈川県の湘南工場から移管して生産の効率化を図り、従来の欧米に加えて中国向け中心の海外展開にも力を入れる。

 新工場の製造品目は、血液凝固剤や免疫剤などの体外診断薬、血液分析装置や検体検査搬送システムなど。従業員は現在74人で、移管完了のめどとする来年9月までに地元の新規雇用を中心に30人規模で増員する計画。年間生産高は現在の約24億円から倍増を見込む。

 三坂社長は「試薬と装置の総合工場。ここを拠点にグローバルな事業展開をしていきたい」と話した。

 

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