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布で描く日本情緒 南昌荘で押し絵展【岩手】

押し絵89点を展示している角舘さん

 盛岡市清水町の市保護庭園・南昌荘で、滝沢市在住の角舘ミヤさん(72)が制作した押し絵作品の展示会が開催されている。立体感ある作品が訪れた人を楽しませている。10日まで。

 「押し絵展~布で描く日本のこころ~」をテーマにした作品展には、押し絵を本格的に開始して18年になるという角舘さんが作りためた作品の中から89点を展示。押し絵は、厚紙に綿を包んで布を張った立体感のある作品で、和服姿のあでやかな女性や年中行事、花、鳥、曲がり家の風景など、様々なモチーフを表現している。

 モチーフにどんな柄の布が合うか考えたり、白い布に自身で模様や顔などを描くことができたりと作品の表現世界は幅広く、水墨画の世界に奥行きを持たせている作品もある。

 角舘さんは「柄の付いた既製品の布だけでなく、白い布にさまざまな色や濃淡を表現できることを知ってほしい」と話している。

 開館時間は午前10時~午後5時。入園料は大人200円、小中学生100円。問い合わせは、同荘=019(604)6633=へ。

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