一関・平泉

世界遺産の魅力発信 平泉でイベント 芸能公演や物産販売

平泉世界遺産祭2017で振る舞われた餅を味わう来場者

 平泉町の観自在王院跡で9日、「平泉世界遺産祭2017」が開幕した。一関、奥州、平泉3市町を中心とした芸能の上演、グルメや物産の販売、世界遺産にちなんだ催しが行われている。10日まで。

 世界遺産平泉を活用した誘客を目的に3市町と県南広域振興局、エリア内の観光商工団体で組織する世界遺産連携推進実行委員会が主催。世界遺産平泉とこの地域の魅力に触れてもらおうと開かれた。

 初日は「一関祝い餅つき振舞(ふるまい)隊」による餅つきや餅の振る舞い、奥州市江刺区の42歳年祝連珠蓮会による「江刺甚句踊り」、紫波町の創作太鼓「佐比内金山太鼓」と津軽三味線奏者藤原翼さん(同町出身)のステージ、「明日への扉」などのヒット曲で知られるシンガー・ソングライター川嶋あいさんのミニライブなどが行われた。世界遺産平泉PRキャラクターの「ケロ平」も登場し、会場を沸かせた。

 会場には県南地区のグルメや物産、三陸の海産物を販売するエリアや、宮城県涌谷町の砂金採りや平泉町の世界遺産キャンドル作りが楽しめるコーナー、11年6月に平泉と同時に世界遺産に登録された「小笠原諸島」をPRするブースなども設けられ、行楽客や地元住民でにぎわった。

 10日もグルメ・物産販売や各種ステージイベントがある。入場無料で時間は午前10時30分~午後4時。また午前7時から町営毛越寺駐車場で熱気球係留体験搭乗ができる。別途体験料が必要。

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